仲田歯科医院はブログ「歯茎をセルフチェックしましょう」で6つの違ったパターンの歯茎の腫れ方を説明しました。まだ、お読みになっていない方は、こちらからアクセスしてください。
このブログでは、先に紹介した腫れた歯茎が、歯周病治療とメインテナンスでどのように改善したかをお知らせします。ブログ中ののCaseの写真は、上が腫れていた時の写真で、下が歯周病治療後のメインテナンス中の写真です。
なお、歯周病治療とメインテナンスについては、当院のホームページ>診療メニュー>歯週病治療・メインテナンスに説明しています。
2008年に、歯周精密検査の後にブラッシング指導から始めました。指導の内容は、ブラシを歯にあてる強さとフロスの使用法などです。その次に、歯の表面をクリーニング(PMTCとスケーリング)、歯周ポケットのクリーニング(SRP)の歯周病治療を5回の通院で実施しました。
その後、2009年から2015年まで年に2度のメインテナンスを実施、最近2年間は年に1度のメインテナンスを実施して健康な歯茎を保っています。
2005年に、歯周病精密検査の後、ブラッシング指導して歯を1本ずつ磨くこと、フロスすることをなどを説明しました。そして、歯の表面をクリーニング(PMTCとスケーリング)、歯周ポケットのクリーニング(SRP)の歯周治療を4回の通院で実施しました。
その後、2006年に2度のメインテナンスで健康な歯茎の維持を確認しました。
2004年に最初の歯周病治療をしました。その後、1年9か月ぶりに来院された時には、写真のように歯茎が大きく丸く腫れていました。そして、歯磨きの度に血だらけになったそうです。この間は食事がとても不規則で、夜食・晩酌して歯磨きせずに寝てしまう生活が続いていたそうで、このような生活が歯茎に悪影響をもたらすことはよくあります。
このように出血が非常に多い場合は、最初に、歯科衛生士が患者さんの歯を磨くPTC(Professional Tooth Cleaning)をして、歯茎からの出血を極力減らしてからブラッシング指導をしてます。指導内容は、ブラシの毛先を使って磨くことなどです。そして、歯の表面をクリーニング(PMTCとスケーリング)と歯周ポケットのクリーニング(SRP)の歯周治療を5回の通院で実施しました。その後、転勤なさった2012年まで5回メインテナンスに来院され、歯茎の腫れが元に戻ることはありませんでした。
2005年に、歯周病精密検査の後、ブラッシング指導から始めました。指導は、ハブラシの毛先の当てる場所と感覚を理解してもらい、口唇や頬粘膜の緊張が強いので口を小さくして磨くことに慣れてもらうことを目指しました。歯の表面のクリーニング(PMTCとスケーリング)、歯周ポケットのクリーニング(SRP)の歯周治療を6回の通院で実施しました。 その後、2006年から亡くなる2011年まで23回のメインテナンスに来院されて、お口の健康維持に努められました。
2006年に歯周病精密検査をしました。そして、ブラッシングについて、歯と歯の隙間に毛先を入れてから磨くこと、下の前歯の表側はブラシを横に細かく動かすことなどを指導しました。その後、歯の表面のクリーニング(PMTCとスケーリング)と歯周ポケットのクリーニング(SRP)との歯周治療を7回の通院で実施しました。
たいへん 高齢でいらっしゃるので、季節の変わり目には体調をくずされますが、毎晩、SサイズとMサイズの2種類の歯間ブラシを使ってホームケアに努められました。2014年までにメインテナンスに5回来院されまて、歯茎の健康を維持されました。
2005年に、歯周精密検査してブラッシング指導から始めました。ブラシ強く握ってゴシゴシ磨くのを改めるように説明しました。そして、歯の表面のクリーニング(PMTCとスケーリング)と歯周ポケットのクリーニング(SRP)の歯周治療を10回の通院で実施しました。
ここまでの治療効果を精密検査したところ、十分ではありませんでした。そこで、再度、歯周ポケットのクリーニングで7回通院していただきました。また、患者は高血圧のためにアダラートを長期服用しておりましたが、このアダラートには歯茎を肥厚させる副作用があるので、内科主治医に照会して薬を変更してもらいました。
2006年になって、最初の4か月は毎月、その後は3か月ごとに2008年に引っ越されるまで8回にわたってメインテナンスを継続されて、ふたたび、歯茎が腫れることはありませんでした。
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